「開催日時」 |
平成18年7月24日(月)
講演会 17:00〜18:45
交流会
18:45〜19:45 |
「会場」 |
講演会
清水商工会議所(清水産業・情報プラザ) 5階 会議室
交流会
同上 7階 産学官交流サロン |
「テーマ」 |
講演1
『
植物とその活用 --- 静岡県産農産物の機能 』
静岡県立大学 食品栄養科学部 中山 勉 教授 |
静岡県の茶・うんしゅうみかん・わさびは、全国1、2の生産量を誇る。これらの農産物には、生活習慣病のリスクを低減する効果が期待されている機能性成分やビタミン類が多く含まれている。例えば、茶にはカテキン類やテアニンが、みかんにはビタミンCやポリフェノール類に加えてカロテノイドの・-クリプトキサンチンが、わさびには辛味成分のアリルカラシ油が含まれている。特にカテキン類は、抗酸化・抗突然変異・抗がん・血中コレステロール上昇抑制・血糖上昇抑制・血小板凝集抑制・抗菌・抗虫歯菌・抗ウィルス・腸内菌叢改善・抗アレルギーなどの機能が、国内外で精力的に研究されている。また、体内での代謝過程や分子レベルでの作用機構も明らかにされつつある。本講演ではこれらの成分の食材中の含有量や、報告されている機能と化学的特徴との関連などについて述べたい。 |
講演2
『
植物とその活用 --- 静岡から世界へのバイオテクノロジー 』
静岡県立大学 大学院生活健康科学研究科 研究科長
(兼任:食品栄養学部) 小林 裕和 教授 |
栄養過多や不適切な食物摂取による肥満。それに起因する生活習慣病が深刻化しており、健康管理に関する国民の関心はかつてないほど高い。一方、世界に目を転じると、餓死者は、年間1,500万人 (静岡県人口の4倍に相当) であり、食糧は枯渇しているにもかかわらず、世界規模で農耕地は減少しており、農耕に不適切な塩分析出土壌の総計は、米国の国土面積に匹敵するまで増大した。健康食品の多くは植物に由来し、食糧源としての穀類や根菜類もこれまた植物である。21世紀に至って、植物の活用なしに人類の繁栄はありえない。
静岡県の茶生産は,国内1位を誇り、その成分であるカテキンには、抗がん、抗酸化、ダイエット効果がある。新規開発した安全なバイオテクノロジー技術を用い、商品化に耐えうる成分の生産系の確立を目指している。また、塩分や低温ストレスに対して植物に耐性を付与する遺伝子を見いだした。この活用により、食糧増産に加えて、植物を用いた大気中炭酸ガスの除去を介した地球温暖化の防止にも貢献しうる 。 |
|
「参加料」 |
無料 (交流・懇親会参加者は 1,000円/軽食飲物を用意いたします) |
「申し込み」 |
FAXまたはメールでお申込み下さい。
FAXで申し込む場合はこちら メールで申し込む場合はこちら
清水商工会議所 新産業振興室(担当:赤堀、白澤、見城)
(代)0543-55-5400 FAX:0543-40-5117 mail:info@nio-s.net
※ 大学側との積極的な交流・交換を図るためにも、ぜひ交流会にご出席下さい。
※ 尚、申込書にご記入頂いた情報は、当日名簿として配布するほか、商工会議所 からの各種連絡・情報提供に利用する事がありますことを、ご了承下さい。
|